今の店で働きだして結構な時間がたった気がする
前にも書いた通り
俺の料理に関する知識の大部分がマンガによって形成されている
もちろんそれは料理を作るってこと以外の部分もだ
特に料理を覚えて行く上での経緯
とりあえずジャガイモの皮剥きの日々が続き
その後少しずつ小さな仕事をこなしていき
何かで認められてやっと大きな仕事を
まかされるものだと思っていたのだが
うちの店ではいきなり実践
作りたい料理があればいつでも作っていい
というぐらい簡単に好きなことが出来てしまった
きっとこっちの方が俺に向いているのだろうが
かつら剥きが3m出来ないと教えてくれないとか
とんでもなく難解な試験があるとかが
俺の憧れだった面もあり少しがっかりだ
もしかすると他の店ではそういう事もあるのかもしれないので
もう少し早く料理人への道を歩みだしていればという後悔も少しある
でも料理長は口は悪いがいい人だし
料理の腕も確かなので少しでも料理長に近づくのが最近の目標
しかしなかなか努力が続かない
俺はナマケモノだ