包丁と中華なべを買いに街に出かけた
もともと買い物は嫌いで
とても疲れるのだが
欲しい物でもかわりはないようだ
包丁を買った時点で
もう満足してしまい
(包丁も最後はどうでもよくなりかけていたが)
その後いくつか鍋を見るも
気が入らず終いにはなんでもいい気がしてくる
買い物が嫌いな理由のひとつが
世間一般の人との価値観の違いにあるということに気付いた
人がかわいいと言うものや
いいというものの良さがよくわからない
そんな物たちに囲まれていると
何だか自分が良くわからなくなってくるし
自分の価値観も失われていく気がする
だからと言って
すごく目が利くかというとそうでもなく
道具は良いものが欲しいが
基礎となる知識がないので
今まで使ったことのあるものが基準になる
しかしあくまで自分の趣味であって
本当に良いものかはよくわからない
新しい包丁の切れ味は
なかなかよろしい
ステンよりは鋼だな